チャレンジ、オープン、オネスティ。
熱いハイテクスピリッツが息づく設計最前線。
K.Y.
1996年入社
株式会社日立ハイテク 笠戸地区
日々の挑戦が、半導体技術の進歩に直結する。
電気設計チーム18人を統括しています。課長に相当します。
電気設計の例を挙げると、プラズマ制御用電源装置の開発があります。マイクロ波と呼ばれる高周波電力でプラズマを制御するのですが、出力の中断や切り替えによって、求められるエッチング性能を実現できるようにします。家庭でいうと、一定の火力しか使えなかったコンロの火力を強弱自在に調整できるようにするイメージですね。こうしたプラズマ制御によって、ウェーハの加工寸法が20ナノから10ナノに半減。すると実装面積がぐっと小さくなって、たとえばスマホのデータ容量が16ギガから64ギガに増える…こんなふうに、半導体技術の進歩にダイレクトにつながっているのが、私たちの仕事です。
電源装置の開発の他にも、エッチング装置1台に数十枚単位で搭載されるプリント基板の設計なども担当します。大電力から小信号まで電気に関わるきわめて広範囲な設計を担当します。
装置性能のプレゼンでアメリカやアジア各国の客先に飛ぶことも珍しくありません。一通りの英語力は必要で、社内の英会話講座などもありますが、大切なのは語学力より誠実な姿勢。相手の気持ちを汲み取り、こちらの意図をしっかり伝える誠意こそ大切…和と誠を重んじる「日立創業の精神」の表れです。
「日立創業の精神」は会社の共通認識として根付いていて、「お客様に迷惑をかけないこと」をモットーに、品質に関する社内基準はかなり厳しめです。ですがそのせいか、お客様より製品の品質や安定稼働を高く評価する声もお聞きします。プライドを胸に、誠実に挑む仕事。われながら、悪くない毎日だと思いますね。